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日常から最も遠い存在

久々にボロ泣きしました>挨拶

泣いた理由と言うのがプレイしはじめた"向日葵の教会"だとか、試聴し始めた"がっこうぐらし"を鑑賞した結果とかだったら良かったのですが、残念ながらそうではなく。
今回のブログに移転してからは凹む話だとか私生活のネタってほとんど書かなくなっていたのですが、更新再開したばかりのこの時期に更新する意欲を折りに来たがごとくまるで狙い澄ましたかのように起きてしまった事なので、むしろ敢えて記事にしてしまおうと思います。

と言う事で本来は近況の続きでソシャゲとかアニメのお話を書こうと思っていたのですが急遽変更。
以下には生き物の生死だとか鬱っぽいネタが含まれますので苦手な方はスルーしてやってくださいませ。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆


結論から言うと、飼っていた犬が亡くなりました。犬種はパグ、名前はミント。まだ9歳になったばかり、若すぎる。

急激な冷え込みのせいでしょうか、5日ほど前から苦しそうに咳をするようになり、日が経つにつれて次第に元気をなくして、唯一にして最大の楽しみだった食事すら満足に食べる事が無くなってしまいました。
症状から見るに肺炎をこじらせてしまったようです。
飼い主にできる事と言えば抗生物質を投与してやり、無理させない程度に水と食事をなんとか食べさせる事程度で、後は無事体力が戻る事を祈ることぐらいしかできません。
結局今朝5時頃に様子を見に行ったときには事切れていました。
あれだけ苦しそうに、でも懸命に呼吸していた音が全く聞こえず、様子が見えずとも「逝ってしまったか」という心の準備ができただけまだ幸いだったでしょうか。それでも見ている分にはまるで眠っているようにしか見えず、触ればまだ暖かいし、触り心地もいつもと変わらないだけに思わず無駄だと分かっていても名前を呼びながら揺り動かしてしまいました。アニメやドラマでいくらでも見かけたことのある光景ですが、いざ自身がその場面に直面すると、あれは脚色でも演出でもなんでもなく、無意識的にああいった行動をとってしまうんだなぁ、と今振り返って感じます。そのあとの事は良く覚えいていませんが、ひたすら泣きながら作業をしていました。

彼女の死に際して不思議な体験をいくつかしたので、それを記述しておきます。
まず、普段はどれだけあがいてもこれほど朝早くにレイシアが目覚める事はないはずなのに、目が覚めてしまった事。もちろん犬が心配で張りつめた精神状況故起きれただけかもしれません。でも少し興味深いのは、私が起きるのとほぼ同時刻に父も起き出して鉢合わせして一緒に様子を見に行くことになったという点。
父が言うには夜中にふと目が覚めて、時計を見ると4時44分だったため嫌な予感がしたそうです。虫の知らせ……もとい、犬の知らせとでもいうのでしょうか。

もう一つは、一昨日にはほとんど食べ物を口にしなかったのに昨日は差し出した餌を残さず食べてくれたという事。
勿論たくさんと言うわけではなく、ある程度食べたら後は何も口にしようとしなかったのですが、その様子を見た家族全員が「餌を食べるだけの元気が出てきたんだ」とてっきり快方に向かっているものと信じて疑わなかったものです。
でも実際は、雁首揃えて沈んだ顔をして心配そうに見つめる奴らの為に、最後の力を振り絞って食べてくれたに違いありません。と言うのも単に感傷からそう言っているのではなく、全く同じ事を先代のパグ犬(こちらは14才で老衰で亡くなったのですが)でも同じようなことがあったのです。ある日を境にめっきり食事を食べなくなった先代ワンコですが、その様子を見かねて普段は上げないような良い餌を差し出したところ完食、よかったよかったこれでパワーつけて元気になるんだぞと喜んだ翌日には息を引き取っていたという。

猫は死期を悟ると姿を消してしまう、なんて話をよく耳にしますが、犬も同じように死期を悟っていたんじゃないかと思わせるような行動が、今にして思えばいくつか見えてきます。
先に出した話以外にも、最期の夜には普段は必ず家の中で寝たがる彼女が立っているのもつらいはずなのに何故か家に入るのを嫌がって外で寝たいと主張してみたり。
またここ数日はワン!と鳴く元気すらなかった彼女が、昨日は父が帰宅するのを察知して三日ぶりに一声だけ泣いてみたり。(普段から父の帰宅にだけ反応して鳴くことがあったのです)

普段何気なく暮らしていると「死」と言うものは限りなく遠い概念のように感じられますが、それは忘れた頃に突然やって来て日常を壊していく存在なのだと改めて。家族や友人、そして自身を取り巻くあらゆる人々が穏やかに日々を過ごせることがどれだけ幸せで掛け替えのない、それでいて儚いものなのかを再認識させられました。

いつも遊んで欲しくてたまらないという構ってもらうのが何より大好きで、やんちゃで負けん気が強くて狡賢い、犬のクセにどこかしら猫っぽさを持った奴でしたが、最期の最期まで家族に愛想を振りまいてくれたミント。
呼べば駆け寄ってきて、膝の上で遊んで、満足したらすぐに降りて離れて行くツンデレ娘。
あの世でも安らかに昼寝を楽しんでいることを祈ります。
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