エロゲ環境向上計画番外編 オーディオに関して思ふこと

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なんだか本編が遅々として進んでいないので恐縮ですが、もうちょっとお付き合いいただければと。

ピュアオーディオ

ピュアオーディオ、とは家庭用の音響機器による音楽再生に究極の音質を求めるカルト宗教またはエクストリームスポーツである。(アンサイクロペディアピュアオーディオの概要より)
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アンサイクロペディアを見て思わず吹き出さしてしまった。これはあながち間違いではなく、オーディオ趣味の真理を皮肉を込めて上手く書いていると思う。

実際に、ピュアオーディオ教には様々な宗派が存在する。アンプで音が変わる派と変わらない派、スピーカーで音が変わる派と変わらない派、ケーブルで音が変わる派と変わらない派……。アンプで音が変わる派にとってアンプとは絶対であり、アンプ神をお迎えするためにはどれだけのお布施もいとわない。他の宗派でもそれは同様である。
彼らは互いに互いを排斥しあい、まだどの宗派にも属さない迷える子羊を見つけては教えを伝道していく。ただしその行為を必要以上に責める事は出来ない。なぜなら伝道はあくまで彼らの善意から来るものである場合が多く、伝道師は人々の幸せを願っているからだ。昨今でもイスラム世界はその教義をめぐっての対立は激化し、まるで戦争さながらの様相を呈している。キリスト教だってかつては異端審問でカタリ派を始め多くの分派を否定していった。彼らにとって自分の信じる教義こそが唯一にして絶対の真理であり、他の宗派の存在は自身の信仰を脅かす邪教と言ってもよい。自身の主義主張に固執し、また正当性を主張するために他者を貶めるという攻撃的な性質が強くみられるところから、ピュアオーディオ教に触れたことのない人間にとって異常性の強いまるで”カルト宗教”のような存在と思われるのは仕方のないことかもしれない……。

……自分でも何を書いているか分からなくなってきたぞ?w
とまぁ冗談はともかくとしても、ピュアオーディオ界と言うのは一般的な価値観からするとどう考えても異常な事が当たり前のように存在している世界なんです。
取りあえず一番分かり易いのは価格でしょう。と言う事で今日は華麗なるハイエンドオーディオの世界へご招待!
まずはこのスピーカー、いくらすると思いますか?
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まるでシスの闇黒卿のような出で立ちのスピーカーですが、二台一組で4500万円となります。重量はなんと1台375kg!
またこれでもご不満な貴方には、国内では販売されていませんが、Magico Ultimate IIIをご紹介!こっち一台なんと$600,000、今のレートで7200万円ですかね。すごいですねー

これだけ立派なスピーカーを鳴らすんだから、アンプも思い切ってAyreのセパレートを逝きましょうか!KX-R Twentyプリアンプ¥3,800,000とMX-R Twentyパワーアンプ¥4,200,000のコンビで!ちなみにこの価格表示は税別だそうです……。

スピーカーとアンプがそろっても音はなりません。それらを繋ぐためのケーブルもせっかくだから最高級の物を。
Tranparentのハイエンド機、MAGNUM OPUSのインターコネクトが1mで¥2,680,000、スピーカーケーブルが¥8,300,000だっぜコンチクショーーーーー!!!
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いかがだったでしょうか?それでは世界最高級の音をお楽しみください。あ、もちろんのことですが、これだけのシステムを搬入設置して鳴らすことのできる広大なお部屋がもれなく必要となってきますのであしからず…………。
……。
…。

このままでは私が大嫌いな「オーディオ機器ってこんな高いのかよwww」と言うオーディオマニアへの悪意のこもった単発記事と同類になってしまうので補足をば。

いや、分かるんだよ、気持ちはさ。一メートルうん百万のケーブルとかさ、正直アフォじゃないかと。しょせん金属の線でしょ?とか原価率どれくらいなんだろう?いや研究開発費込にしてもとか私も思うもん。それに数百万、数千万のオーディオシステムを手に入れたとして、自分の耳で本当に聞き分けることが出来るのか、いやそもそも自分が聴く音楽にそこまでの金額を投資する価値があるのかとか。
まず結論から言うと、こういうスーパーハイエンド製品というものは基本的に売る事を第一目標に製作しているとは思えない。もちろん、金持ちのスケールが日本とは違いすぎるアメリカや中つ国の大富豪には数えるほどとは言え売れるかもしれないけれど。

でも本来は金持ちの道楽の為に付き合わされているのではなく、スピーカーエンジニアが求める音への飽くなき探究が具現化した結晶なのだと思う。どれだけ手間がかかろうと、どれだけコストがかかろうと、どれだけ加工が困難を極めようと。そういった困難を乗り越えた先に生まれ落ちた、エンジニアが表現し得る最高の音を作り出すためのコンポーネント。うちのメーカーはここまでの表現ができるコンポーネントを作ることが出来るんですよ、というメルクマール。それはまさしく内面の発露たる、芸術作品と呼ぶべきかもしれない。

ハイエンド機器を馬鹿にする風潮は、高値がつくような名画を自身が書いた絵と並べて嘲笑うのと同じ構図なのかもしれない。理解できない人間にとってそれは只の子供の落書きにしか見えないのかもしれない。大抵の人はそこで思考停止に陥ってしまい、作品の意図しようとしている表現の世界へは目もくれず、自身の価値観で理解できないものを排斥することで自分を正当化してしまう。すぐそばに未知の世界が広がっているというのに、触れる事無く見逃してしまうのはあまりにも寂しいことではないだろうか。

オーディオを取り巻く意見の中で一番の悪は、試しもしないで結論付けてしまうことである。もちろん、あのような高額な機器の価格が適正であるとは到底思えない。それを擁護する気は一切ない。しかし、その音を実際に聞いて惚れ込んだ人間にとっては、安くはないが対価を払う価値が十分にある存在になることもあり得るのだ。それを聞いたことも無い人間が悪しざまに否定するのは間違っている。
ケーブルで音が変わる?それとも変わらない?そんなのは簡単だ。実際に試してみればよいだけではないか。試してみて変わったのであれば変わるし、変わらなければ変わらないのだろう。
え?わざわざ試すのも面倒くさい?いや、やらなくても結果は見えてるって?実際に試すのに一体どれだけの金額と時間と労力がかかるというのか。その程度の対価すら払おうともしない情熱のかけた人間に、試してもいないことを全否定する権利はない。

兎にも角にも、聞いてみなければ始まらない。ながーーーーーーーーーーーい前振りだったが、言いたいことはこれだけである。
スピーカーで音は変わるのか?アンプで音が変わるのか?CDプレーヤーだったら、DACだったら、ケーブルだったらどうか?オーディオの世界へと足を踏み出した諸兄にとって、疑問と不安は尽きないだろう。
だが是非とも人に聞く前に自分で試してみてほしい。百聞は一聴にしかず、だ。人の感想を見て振り回されるよりも、遥かにその方が自身で納得的というものだろう?


ううっ、この一行を書きたいがためになんと無駄な文章を書いてしまったのだろうか!なんとなくギャングスタの雰囲気でノリノリで書いていたのは内緒ですw

ではまたーノシ