彗星のガルガンティア 簡易感想

くたばれ、ブリキ野郎!>挨拶

昨日ネタバレを食らった腹いせとばかりに一気に見てきましたよ、彗星のガルガンティア
本当に今さっき見終わったばかりなのですが。

取りあえず一緒に一言で感想の言い合いっこしましょうか!

せーのっ……




チェインバーぁああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

…………。

……。

ふぅ、ちょっと落ち着いてきた。と言う事で簡単に感想の方をば。
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第一話ではいきなりの宇宙怪獣との大規模で激しい戦闘シーンからスタート。絶望的な戦力差のある異性物との戦いの日々が鬱々と描かれていくのかと思いきや、空間転移に失敗して不時着した先は遥か昔に失われたはずの水に満たされた星、地球だった……。
相当低い知識と技術レベルしかもたない地球の原住人たちと、主人公レドくんが価値観や言語と言った違いを対立しつつもお互いに受け入れようと努め、共存していこうとする異文化交流が主題として描かれていました。その為、謝肉祭だったりレド君のお仕事探しだったり、みんなでBBQをしたりと異邦人から友人へと交流を深めていく姿が一つ一つ丁寧に描かれていたのですが、見始めた当初は内容が想像していたよりもずっと平凡で。それこそSF世界観での日常系アニメを見ている気分になってしまってうぅむ……と思ったりもしたのですが、最後まで完走した今となってはむしろ良かったと思えます。
ですが、序盤を丁寧に描きすぎた弊害は終盤もろに出てしまっていて性急に運んで詰め込みすぎた感はありますね。例えば中盤突如として明かされるレドと地球、ヒディアーズとの関係。まぁこのあたりはレドくんにあまり沈まれても見ていて面倒臭くなってくるのでサッと流して気持ちを切り替えてくれたのはむしろ良かったのですが。
それでもいくらお調子者のピニオンとは言えあの宣言は(==‘歩)ひくわーってなりましたし、いきなり登場するあの上司とその取り巻きなんかは作品の落とし所として無理やり悪役に祭り上げられ多様に感じます。大海賊様もいきなり良い人になっていて正直どうよ?と思いました。いや、かっこよかったですけど。

で・す・が!

そんな「些細なことなんてどうでもいい」とばかりにネガティブな意識すら一気に見てよかったと思わせてくれるだけの爆発力が、最終話のあの最後の戦いにはありました。
熱く滾るナニカが心を駆け巡るったとともに、何とも言えない寂寥感が心の中で溢れる感覚。全く相反する二つの感情が入り乱れて思わず叫んでしまいましたよ。
ラストはちょっぴり寂しい気もしますが、エンディングでガルガンティアの一員としてたくましく生きるレドとそれを見守るエイミーたちの幸せそうな姿を見ると、これで良かったのかもしれないとどこか安心してしまいます。

アニメを見て、久しぶりに熱くなり、そしてまた心揺さぶられました。今なら見てよかったと断言できます。
チクショウこのブリキ野郎……お前は最高のバディだぜ!!
このシーンをネタバレされてたらそれはもう最悪でしたね。ふー、あぶないあぶないw
ではまたーノシ