恋×シンアイ彼女 プレイ開始と聖地巡礼

これはクリティカルヒットの予感!?>挨拶

先日から恋×シンアイ彼女をプレイしはじめたのですが、むちゃくちゃ面白いです。
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面白い……というとちょっぴり語弊があって。奇天烈なキャラクターが登場するわけでもなく、突飛な設定や世界観や展開があるわけでもないこの作品にどうしてこれほどまで引きこまれてしまうのか。
それは雰囲気づくりが上手すぎるの一言に尽きると思います。とはいってもテキストはアッサリ気味、いやむしろ不足気味と言ってもいい程でかけあいはもちろん地の文も物足りなさを感じるのは事実ですが、その短いテキストと少ないニュアンスにもかかわらずキャラクターの個性やキャラクター同志の関係性がビシバシ伝わってくるのには驚くと同時に感動モノでした。それを最も感じたのは例えば朝の何気ないワンシーン。

「おはよう……」
……
返事はない。菜子は、出かけてるのか。(※妹の事です)
『朝はこれを食べてください』
『レンジでチンしてください』
『レンジの使い方は、電源を入れて……』

「なんだこれは」
「バカだと思われてるな」(紙を丸める効果音)
……
「……」(電子レンジの効果音)
「どうやって使うんだ、これ」(丸めた紙を開く効果音)
俺は菜子のメモを見た。
「ふむふむ。電源を入れて……」

次の瞬間にはさっさとシーンが切り替わってしまうような何気ない場面。普段ならテキストもーのーたーりーなーいーとかシーンブツ切り勘弁してよ……ってブチクサ言ってしまいそうですが、菜子の薄れた立ち絵なんかも出てきたりせず、ひたすら背景とテキストと効果音だけだというのに、たった、たったこれだけのやり取りで、ものぐさで家事もろくにできないような駄目駄目な兄貴と、そんなお兄ちゃんをジト目でにらみつつも心配で心配でしょうがない過保護な妹という二人のキャラクター像が印象付けられるだけでなく、そんな二人の微笑ましい関係と心の機微が手に取るように浮かんでくるようで……!そうそう、せっかくエロゲって媒体なんだからこうじゃないと!!って気持ちが沸き起こります。
それにしても……まったく菜子かわいいなぁ!もおっ!!!
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たびたびジト目してくれるし秋野花ヴォイスだし喜怒哀楽がはっきりしてるから眺めてて飽きないしおにーちゃんすきすきオーラが言葉の節々から滲み出てくるしもう……もうねっ!あなたが神妹か!!

だというのにさー……
どうして√が無いんじゃぼけぇええええええええええええええええええええええええええええええええええ
神様……妹の神様……。。どうしてあなたはこんな魅力あふれんばかりの妹を非攻略ヒロインにしてしまったのですか!!どうせ結ばれないさだめなら、貴女とは兄妹以外の星の下で生まれたかった……いやうそ、今のなし、菜子みたいな素晴らしい妹が妹じゃなくなるなんてそんなのらめぇえええええええええええええええええええええええええ
という感じで会話のたびに血涙を流しつつもとっても楽しめているんですが、ライター名をみて納得。はつゆきさくらでおなじみの新島氏でしたか、なるほど。>演出に関してデスよ?
あとは音ちんが出ているというのも大きな魅力の一つ。一時はもうやめてしまわれるんじゃないかと思ってましたからね……。
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とまぁえらく長い前置きになりましたが、先週恋×シンアイ彼女の聖地が神戸にあると聞いて大学の友人と行ってきました。ついでと言ってはなんですが、のーぶるわーくすやましろ色シンフォニーの聖地も周ってこれたので以下小旅行日記となります。

大阪から阪神電車で揺られること40分。途中乗換を間違えて三宮までオーバーランかましちゃったりと出発早々アクシデントもありましたが、速攻で戻って御影駅に到着―。
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おおっ!舞台となった駅前がこんなところにあったなんて!ちょっと星奏とデートしてくる!!!!!御影ヶ丘なんて名称もまんまですし、気付く方は一瞬だったんじゃないでしょうか?←全く気付かなかった人
そのまま駅から阪神御影駅方面へ向かいます。徒歩十分程度の道のりですが、道中はずっと坂道だったので意外と疲れます。
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これは似ている……のか!?写真を左右反転させているせいもありますが、元の絵に比べると予想以上に細い道であんまり雰囲気は感じられませんでした。でもミラーに映る石垣を見た感じここなんでしょうね。
その後は異人館方面へ本日一番の風景を求めて!その場所はとある結婚式場の出口にありました。
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ふぉーーーーーーー!この景色を実際に見られるなんて――感動!!作品の背景として現状一番印象に残っている通学路ですが、本当に山の上にあるだけあって素晴らしい眺望でした。
この後異人館でいくつか内部まで見学。Fateの聖地となった遠坂家屋敷のモデルもあったようですが今回は見損ねてしまいました。その代わりに見た場所と言えば……
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この背景をみてピーンと来た人は中々のエロゲーマーに違いありません。もう少しヒント……この場所で拉致される作品と言えば――
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のーぶる☆わーくすでした。そうです、プロローグで暴漢に襲われるあのシーンの背景だったりします。そこそこ人通りが多かったにもかかわらず運良く人の少ない時にシャッターを切れました。
そして聖地巡礼からはそれますが異人館の真っただ中に佇む北野天満神社へ立ち寄りました。
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神社の境内からは神戸港まで見渡せます。もっと天気が良ければ良かったですね。
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その後三宮駅へ向かいます。駅前のパイ山は作中で何度も出てくるのですが、つい最近まで全く知りませんでした。(というか興味なかったというのが正しいかもしれません)
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まさか5年越しに訪れることが出来るとは思いませんでしたが、灯里ちゃんと引き続きデートを楽しみます。記憶があやふやで大分ずれちゃってますが。
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このあと地下鉄に乗って相楽園へ。ここはぶるくすの静流さんちになっています。庭園は中々見ごたえがありましたがもっと華やいだ季節に行きたかった……。。
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そして三宮駅前のこのオブジェはましフォニーのみう先輩がアルバイトをしていた場所ですね!!
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ましフォニーの学園のモデル……らしいです。言われてみると門燈とか似てますよね。
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てな感じで一日かけて神戸をぶらぶらしてみました。それほど聖地巡礼って興味なかったんですが、思い入れのある作品の舞台を実際に尋ねる言うのはまるで登場人物たちと触れられそうに感じられ何とも不思議な気分になりますね。悪くない……悪くないぞ!いやむしろ楽しいかも?(ぇ 特に現在プレイ中の作品の舞台を訪れることが出来るなんて機会はそうそうないだろうし、旅するきっかけをくれた友人に感謝!!反省点としては、初夏とか新緑の季節に行った方が良かったですね。景色としても枯れ木ばかりで綺麗じゃないですし、背景ともより近い景色が視れると思うので。とりあえず旅行は良いもんだなぁ、としみじみ。またどこかいきたいなぁ、なんて思ったり。

ではまたーノシ